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いくつか確認されているミノキシジルの副作用の中で、とくに注意が必要なものが「低血圧」です。低血圧は冷え性をまねいて多くの病的症状を引き起こし、頭皮の発毛機能にも害を及ぼすこともあります。

 

ミノキシジルの代表的な副作用である「低血圧」のしくみと発毛機能との関連性を説明します。

 

低血圧と冷え性

まず「血圧」とは、血管壁にかかる、血液の圧力のことです。血液は心臓のポンプ作用によって全身に隈なく行き渡らせていますが、血圧が上がる条件としては心臓の動きが活発になるか、血管壁の内側が汚れて細くなる、または血管の伸縮性が失われて硬くなることなどが挙げられます。

 

これと反対の状態になると血圧が下がるのですが、あまりに下がり過ぎると、こんどは全身に血液が行き渡らなくなる、という障害が現れます。血液には栄養素やホルモン、酵素、酸素、免疫機能などを全身に運搬する役割がありますが、全身の体温を上げて調節することも血流の大切なはたらきの一つです。

 

血圧が下がり過ぎると、この体温調節ができなくなり冷え性を引き起こしてしまうのです。ミノキシジルは血管を広げて高血圧症を治療する薬ですので、効き過ぎると副作用として低血圧を起こしてしまうのも当然のことだと言えるでしょう。

 

低血圧と冷え性と頭皮環境

 

体内の生体機能のほとんどが「ある一定以上の体温」を必要とします。内蔵のはたらきや免疫機能、栄養の代謝、解毒機能、ホルモン分泌・・これらすべてが一定体温以上でないと正常に機能しません。

 

もちろん頭皮の発毛機能も同様であり、冷えにより機能は低下してしまいます。また血圧が下がり過ぎると十分な酸素と栄養素が毛母細胞に運搬されずに、毛髪の栄養分が不足し、十分な毛髪の成長ができなくなります。

 

東洋医学では冷え性を「末病」と呼び多くの病気の原因として考えて注意を払います。漢方薬系の風邪薬には、じつは風邪のウイルスを殺す成分は入っておらず、配合薬のほとんどが「体温を上げるため」の成分であり、冷えを緩和させて自己免疫力を高めることで風邪のウイルスと闘う・・という発想なのです。

 

ミノキシジルの副作用で抜け毛?

 

このように低血圧と冷え性がかさなると、見えないところで「脱毛の条件」ができあがってしまうことになり、そのまま放っておくと毛が抜けてしまうといった結果になることもあります。

 

育毛剤を使って逆に毛髪を減らしてしまう、ということにならないように、代表的な低血圧の症状を知っておきましょう。

 

  • 冷え
  • 睡眠障害
  • 寝起きの悪さ
  • たちくらみ
  • めまい
  • 頭痛
  • 眼精疲労
  • 倦怠感
  • 疲労感
  • 吐き気
  • 胃のもたれ
  • 持久力の低下
  • 息切れや動悸

こういった症状がある場合はすぐにミノキシジルの使用は控えましょう。「育毛のために」とがんばってしまっては重篤な健康被害をまねきかねないのです。

 

まとめ

 

育毛効果が現れ始めると、「初期脱毛」という新たな髪を発毛するための好転現象が起きます。

 

古い毛髪が抜け終わった後に新しい毛髪が現れるのですが、この状態の抜け毛と低血圧による、発毛期間が弱まったことによる抜け毛を見分けることはかなり難しいことも知っておくと良いでしょう。

 

一方は薄毛が改善されている証拠なのですが、もう一方は最悪の場合発毛機能を壊しかねない状態です。頭髪だけを見ずに、全身の体調を常にチェックして異変に早く気づくことが大切です。